プラント配管工の転職で後悔しないために|会社選びで見るべき5つの視点

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はじめに

「今の会社で何年も働いているのに、給料がさっぱり上がらない」

「現場の安全意識が低くて、いつか大きな怪我をするのではないかと不安だ」

「難しい資格を取ったのに、現場での扱いも手当も変わらない」

プラント配管工として働いている経験者の方の中には、こうした不満を抱えている方が少なくありません。

転職すれば解決するかもしれない。でも、次の会社も同じだったらどうしよう——そんな不安もあるはずです。

この記事では、求人票の表面的な数字では分からない、経験者が「長く働ける会社」を見抜くための5つの判断基準を解説します。



視点①:元請け比率と下請け構造を確認する

プラント業界には根深い多重下請け構造があります。検討している会社が何次請けの立場にあるかは、給与や現場での裁量に直結する重要なポイントです。

元請け(プラントオーナーから直接受注する会社)に近いほど、中間マージンが抜かれない分、社員の給与に還元される原資が大きくなります。3次・4次と下がるほど利益率は下がり、現場での自由度も狭まります。


求人票だけでは分かりにくいため、面接で「元請け案件の比率はどのくらいですか?」と直接聞いてみてください。

また、取引先の業種の幅も確認しておきたいポイントです。化学・食品・製鉄など複数の業界と取引がある会社は、特定業界の設備投資が減っても仕事が途切れにくい傾向があります。



視点②:日給制の会社は「実質月収」で比較する

配管工の求人には日給制が多く見られます。日給の額面が高いと魅力的に見えますが、それだけで判断すると実態を見誤ることがあります。


稼働が減った時の扱いを確認する

雨天や工期の切れ目で現場が止まった場合、そのまま自宅待機(無給)になる会社と、自社工場の作業に振り替えて給与を保証してくれる会社では、月収に大きな差が出ます。

日給の額面に加えて、「手当の厚さ」にも注目してください。家族手当、資格手当、技能手当——これらが積み重なると、基本日給が同じでも月の総支給額で3〜5万円の差がつくことは珍しくありません。


賞与の実績を具体的に聞く

「賞与あり」という記載だけで判断せず、直近数年の支給実績(何ヶ月分か)を確認しましょう。年収ベースで比較した時に、賞与の差が最も大きなインパクトを持つケースが多いからです。



視点③:安全装備と機材への投資姿勢を見る

会社が社員をどう扱っているかを見抜く方法として、安全装備の支給状況を確認するのが手っ取り早いです。

いまだに「安全靴は自腹」「革手袋は月2〜3組まで」という会社は存在します。消耗品の支給を渋る会社は、安全管理全体が手薄である可能性が高いです。

  • 安全靴・作業服の定期的な支給があるか
  • 夏場の空調服や冬場の防寒着は会社負担か
  • 溶接面や保護具を最新のものに更新しているか

革手袋を例にとると、月10組消耗する現場で全て自費なら年間で数万円の出費になります。社員の安全にコストをかけることを惜しまない会社かどうかは、小さいようで大きな判断材料です。



視点④:資格取得支援の「本気度」を見抜く

「資格取得支援あり」と書いてある求人は多いですが、その中身は会社によって全く違います。

  • 受験料だけでなく、講習費用や交通費も出るか
  • 講習日は出勤扱いになるか(有給を使わされないか)
  • 取得後に資格手当がつくか、いくらか

費用を出すだけでなく、勉強や受講のための時間を確保してくれるか。取得後にきちんと待遇に反映されるか。この2点で、会社が本気で人を育てる気があるかどうかが分かります。

配管工に必要な資格の種類と取得順については、こちらの記事で詳しく解説しています。



視点⑤:離職率の「裏側」を読む

「離職率が低い」という数字は良い指標ですが、それだけで判断するのは早計です。確認すべきは、どんな年齢層の人が残っているかという点です。


平均年齢が高く若手がほとんどいない会社の「離職率ゼロ」と、20代〜40代が中心で若い人が辞めずに定着している会社の「離職率ゼロ」では、意味がまるで違います。

面接では「一番若い社員は何歳くらいですか?」「入社何年目の方ですか?」と聞いてみると、職場の実態が見えてきます。

可能であれば、現場見学を申し込むのが一番確実です。雰囲気は、数字や言葉よりも現場に行けば分かります。

また、SNSなどで求人について募集している企業も今の時代は珍しくありません。Instagramなどで情報発信をしている会社の際は、そちらを見てみるのも良い手のひとつです。


令和プラントでも、Instagramを毎週更新しています。ぜひ一度ご覧になって下さい。

▶令和プラントの公式Instagramはこちらから



まとめ:求人票の「行間」を読む力が転職成功の鍵

日給の額面、「資格支援あり」の一言、離職率の数字——求人票の表面だけで判断すると、転職後に「こんなはずじゃなかった」となりかねません。

面接は、会社があなたを選ぶ場であると同時に、あなたが会社を選ぶ場でもあります。この記事で紹介した5つの視点を使って、遠慮なく質問してみてください。


令和プラントでは、転職を検討されている方の現場見学・カジュアル面談を受け付けています。「まず話を聞いてみたい」というスタンスで構いません。お気軽にご連絡ください。


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